御遺命破壊の言辞(宗務院・宗門高僧)

次に宗務院ならびに宗門高僧です。

「今回の正本堂建立は……本門戒壇の大本尊を奉安申上る清浄無比の大殿堂であり、このことは、大聖人の御遺命にして、また我々門下最大の願業である戒壇建立、広宣流布の、弥々事実の上に於て成就されることなのであります」(昭和40年9月12日・院達)

「この大御本尊御安置の本門戒壇堂の建立をば『富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり、時を待つべきのみ』云々と、滅後の末弟に遺命せられたのであります。その御遺命通りに、末法の今、機熟して、『本門寺の戒壇』たる正本堂が、御法主上人猊下の大慈悲と、法華講総講頭・池田大作先生の世界平和実現への一念が、がっちりと組み合わさって、ここに新時代への力強い楔が打ち込まれたのであります」(宗会議員 大村寿顕・昭和42年11月号・大日蓮)

この正本堂建立こそは、三大秘法抄に示されたところの『事の戒法』の実現であり、百六箇抄に『日興嫡々相承の曼荼羅をもって本堂の正本尊となすべきなり』と御遺命遊ばされた大御本尊を御安置申し上げる最も重要な本門戒壇堂となるので御座居ます」(宗会議長 佐藤慈英・昭和42年11月号・大日蓮)

「『富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり、時を待つべきのみ』との宗祖日蓮大聖人の御遺命が、いま正に実現されるのである。何たる歓喜、何たる法悦であろうか」(宗会議員 椎名法英・昭和42年11月号・大日蓮)

正本堂建立は即ち事の戒壇であり、広宣流布を意味するものであります。この偉業こそ、宗門有史以来の念願であり、大聖人の御遺命であり、日興上人より代々の御法主上人の御祈念せられて来た重大なる念願であります」(菅野慈雲 宗会議員・昭和42年11月号・大日蓮)